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Posted by さがファンブログ事務局 at 

2025年03月09日

映画【ら・かんぱねら】を全力で応援する

【きものkimono】は
映画【ら・かんぱねら】を全力で応援します!
佐賀を皮切りに各地で上映中 全国そして世界へ・・・
有明海の海苔漁師52歳男性
漁とパチンコの日々
ある日、テレビでフジコ・ヘミングが奏でる「ラ・カンパネラ」を聴き
「おいも弾きたか…」
と夢を見る
そして数年かけその夢は叶った…
実話を基にした映画
モデルは佐賀市川副町の徳永夫妻
地元で「映画【ら・かんぱねら】を支援する会」が立ち上げられ映画を全面支援
有明海での海苔作業撮影では数多の漁船が取り囲み撮影協力
その光景は撮影スタッフに「ハリウッド映画並みの体制」と言わしめた
実は撮影時期(春)と実際の海苔作業時期(秋~冬)とは大きくずれている
海苔漁師にとって海苔は財産である
その海苔をこの撮影のために別枠で保存していたという
美味しくそして美しい佐賀海苔がどのようにして届けられているのか
海苔師という海苔を作る人たちの生業も丁寧に描かれている

主演の伊原剛志さんはピアノ未経験
出演が決まってから毎日6時間の猛特訓
もちろん音符もよめない
弾けるようになってから指導の先生に
「先生、「ド」ってどれですか?」
撮影期間は佐賀に滞在
川副町の喫茶店のかつ丼が好物です、とテレビで言われるほど馴染まれていた
支援会メンバー(の一部)から「アニキ」と呼ばれ、それに笑顔で返事をされる伊原さんの人柄
スクリーンにはその人柄も映り出されている
妻役の南果歩さんの佐賀弁は全く違和感がない
「あーもー」「なんばしよっと」
そうそう佐賀んもんの会話そのままだ
息子役の緒方敦さんは東京生まれの東京育ち
方言を使う役は初めてでそれが佐賀弁
緒方直人さん仙道敦子さんの長男
緒形拳さんの孫

【ら・かんぱねら】
リストのラ・カンパネラ
鈴木一美監督は構想段階でタイトルは「夢があれば」としていた
しかし、今の流行りではない、という多数の意見で【ら・かんぱねら】に決定

映画を観たほぼ全員が同じ感想
「思っていたより感動した」
「思っていたより面白かった」
みんなが思っている以上に素晴らしい作品
観た後は、何かに挑戦したくなる!ピアノを弾きたくなる!何かをしたくなる!映画だ
圧巻のラストシーン
なぜラ・カンパネラを弾きたかったのか…それはラストシーンで判明
映画の中のピアノは全て伊原剛志さん自身の演奏

謎の女性(大空眞弓さん)が呟く
「夢があれば生きていけるの」
長い長いクレジットタイトル(エンドロール)
これには一人一人の映画【ら・かんぱねら】への想いが込められている

きものkimonoは映画【ら・かんぱねら】を全力で応援しています


黒留袖にてピアノを表現
  


Posted by 吉田京子 at 19:21 | Comments(0)

2022年04月12日

【運が良い】言葉と運と言霊と

【きものkimono】
体力自慢の友人が退院した。
大きな病だった。
退院後、やっと会うことができた。
友人の開口一番の言葉は
「運が良かったよ」
健康診断はいつも受けていたらしい。今回、たまたま違う場所で受診したところ、触診で見つかったという。
「病気を見つけてもらって運が良い」
「手術ができて運が良い」
「巡りあわせが良かった。素晴らしい医療スタッフに巡りあえた。」

友人は治療でお世話になった方々へ渡したい、と【きものkimono】の品を選んでくれた。
医療に従事している人はずっと勉強するだろうから、と栞(しおり)とマグネットのセット。
贈る相手の名前を書いた栞。
重い病に罹ってもなお、相手を想い、相手を喜ばせようとする友人。

これからも治療は続くらしい。
友人のことだ、きっとうまくいく。
だって本人が言っている「自分は運が良い」と。
【言葉は言霊】
そんな友人に選んでもらえた【きものkimono】は、やっぱり運が良い!

友人が指定した栞とマグネットのセット
(名前は異なります)

【毎日、きっとうまくいく】
≪脊髄空洞症/病棟で学び、感じる≫
容態が安定し、許可がおりれば(コロナ前の話)、外泊や外出ができる。
首にコルセットを巻いた患者も外泊する。
病棟を闊歩している勢いのまま喜び勇んで外泊する。
そして…意気消沈して病棟へ戻ってくる。
病棟では「普通」であった首のコルセットは「世間」では普通ではないことを突き付けられたのだ。
首に白くて、太くて、ごっついコルセットを巻いている姿は確かに普通ではない。
あれだけ勢いがあった人が意気消沈するほど「世間の目」は強かった。

お互いがお互いを認める、多様性は「こんな人もいるんだ~」と知り、感じることなのかもしれない。
「普通」ではない人、例えば歩行が普通ではない私などが外に出ることから始まるのかもしれない。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

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Posted by 吉田京子 at 20:33 | Comments(0)

2022年02月20日

【ユニバーサルデザイン】の着物

【きものkimono】
「ユニバーサルデザインの着物」の存在を知った。
座ったまま、短時間で着付をしてもらえる。
立つことが困難な人、(着付けの間)じっとしているのが得意ではない人、海外の人など誰でも楽に着物を着ることができる。
立つ必要はない。着付の時間は動画では2分だった。

着物は上と下の2つに分かれている。
帯も前と後ろの2つに分かれている。
【着付は全て背中側でマジックテープにて留める】
①着物の下を着付:前掛けを結ぶイメージ。
②着物の上を着付:衿(えり)も合わせた「仕上がった状態」のものに割烹着を着るように腕を通す。
③帯を巻く:ウエストの長さのものを巻く。
④お太鼓(飾り帯)を背中に取り付ける。

振袖で成人式に出席、袴姿で写真撮影、高齢の方が訪問着で外出。

ユニバーサルデザインの着物。
知恵と想いと使命で作られた着物だと思った。

~個人的に…ドレス編~
友人から「私たち結婚しました写真付きハガキ」が届いた。
以前、この友人が私に訊いてきた。
「式でドレス着たかっちゃけど、あっちゃか?」(訳:式でドレスを着たいけど、あるかしら?)
「あっさ」(訳:あるに決まっている)
「よね!」(訳:そうだよね!)
友人は自分が着ることができるドレスがあるかを心配していた。
ドレスを着ることを目標に、きっとたくさん調べただろう、たくさんの店舗に問合せをしただろう、友人のことだ、たくさん交渉もしただろう、しかもちょっと強めに。
結果はハガキが教えてくれた。
白いウエディングドレス姿の友人。
友人は車椅子ユーザーだ。
この一枚のハガキは友人の結婚と共に、自分の「よね!」を信じ行動し実現させたという事実を届けてくれた。
花嫁衣裳白無垢の一部です


【毎日、きっとうまくいく】
≪脊髄空洞症/病棟内のコルセットの話≫
首の手術をした患者は首に白いコルセットを巻く。腰の手術をした患者は腰にコルセットを巻く。
首のコルセットと違い、腰のコルセットは目立たない。肌着、コルセット、ウエア(ジャージやパジャマ)の順で装着するから。にもかかわらず、たまに目立つ人がいる。肌着、ウエア、コルセットの順でやっているから。腰のコルセットが丸見えの状態。もはや腰のコルセットは腹巻にしか見えない。その姿は「フーテンの寅さん」だ。
首にコルセットを巻いたルイ14世やら腰にコルセットを巻いた寅次郎やら、病棟内はパリの香りがする柴又だ。
どうにも楽しい病棟だ。そして、何より多様性の勉強にもなる。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

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Posted by 吉田京子 at 21:30 | Comments(0)

2022年01月01日

【新年のご挨拶】~壬寅~

【きものkimono】
~新年のご挨拶~
明けましておめでとうございます
旧年中はお世話になりありがとうございました

昨年、きものkimonoの動きはとてもゆっくりでした。
きものkimonoの品を置かせていただいているお店、お客様へも大変ご迷惑お掛け致しました。

ご縁をいただき、2020年後半より私個人が携わっている事業があります。きものkimonoの事業とは大きく異なる業種です。
その事業内容はテレビや新聞などで知っていました。
事業に1年半携わったことで知り得たこと。
それは、私がこの事業に対し「知っている」と思っていたことが、実は全く「無知」であったことです。

事業に携わっている時間、きものkimononoは、ほどんど動きませんでした。
ただ、この時間、経験は必ず、きものkimonoを大きく、そして、より強く、より深く成長させてくれるものと確信しています。
成長するために与えられた時間、経験を大切に、そして、これからも様々な分野を勉強していく所存です。
2022年、きものkimonoは少しずつ前進します。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

令和四年 壬寅元旦
きものkimono
代表 吉田京子

【毎日、きっとうまくいく】
≪脊髄空洞症/猛虎伏草(もうこふくそう)≫
術後はみんな積極的に自分自身でリハビリをする。
例えば、歩行訓練や筋力アップを兼ねて廊下やベランダをグルグル回ったり、リハビリ室に入り浸ったりしている。
ある日、一人の患者さんから声を掛けられた。
「よくお目にかかりますね」
早朝、病棟の廊下をグルグル回っているとき、度々お会いしていた。
その方は、毎朝、1階の自販機で日経新聞を購入するのが日課のようだった。

明日、退院されるという。自己紹介もそこそこに初めて言葉を交わした。
そして、別れ際、言葉を与えていただいた。
「高い目標を持ち続けてください。
他人の何倍も努力する、ずっと努力し続ける。
他の誰とも違う自分になる。
そんな奴を世間は放ってはおかない。
がんばれ。」

私は今でもこの言葉を強く思い続けている。

------------
~友人が依頼してくれた年賀状デザイン~

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

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2021年08月28日

【売茶翁】がカッコいいので

【きものkimono】
佐賀でお茶といえば嬉野茶、そして、売茶翁

売茶翁の生き方がカッコいい
22歳で病(痢病)に罹り、それを機に佐賀から東北へ遊方、修行する
佐賀から京都に上洛したのは「57歳」
京都で通仙亭を開いたのは「61歳」
「81歳」まで活動
掲げた看板には【お茶代は、ただでも結構 ただより安くはできません】

「共にお茶を楽しもう」と提供していた売茶翁は知識人からも愛され、慕われた
濃い水出し嬉野茶を強炭酸で割った「スパークリング嬉野茶」
~「おやつとお茶と売茶翁」にて~


【毎日、きっとうまくいく】

≪脊髄空洞症/手術が終わった後の話≫
手術の後は、首を固定するためにコルセットを装着する。
首の手術(ヘルニアなど)の人は、みんな同じコルセット。
首を筒状の白い分厚いプラスチックでグルっと囲み、あごの下から肩までをガッチリ固定する。
あくまで個人的なイメージだが装着した姿は「ルイ14世」だ。
彼は首に何やら白い大きなフリルのようなものを着けていたようなイメージがあるから。

病棟にはパジャマやジャージを着たルイ14世があちらこちらにいた。
まるでベルサイユ宮殿だ。
病棟でコルセットしている人は珍しくも面白くもない。もちろんフランス国王でもない。
だから特に好奇の目で見られることも、二度見されることもない。
病棟においてルイ14世はとことん「普通の人」だった。

-----おまけ
創業100年(1820年創業)老舗の森山製帽所(牛津町)の麦わら帽子
高さを何段減らして、だの、つばを何段増やして、だの…
お願いした通りに作っていただいた「ベル型麦わら帽子」

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

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Posted by 吉田京子 at 18:41 | Comments(0)

2021年06月01日

【きものkimono】~3周年を迎えて~

【きものkimono】
~ごあいさつ~

「障害者になったから出逢えたんで。
障害者になって良かった。本当に」
あるラジオ番組で障害をもっているというパーソナリティの方の言葉。

2021年6月1日
きものkimonoは3周年を迎えました。

丸3年という節目
今、きものkimonoの「動き」は、ゆっくりと、静か、である。
だから、ゆっくりと静かに考えてみる。

きものkimonoの始まりは「きもの」を「kimono」にイノベートすること。

着物を仕立てるために、
たくさんの着物、反物の中から一枚を選ぶ。
「この着物にします!」選ばれた一枚の着物。
仕立てられたその着物を受け取ったときは、どんな気持ちだったのだろう。

選ばれたはずのその着物が、ずっと長い時間、箪笥に眠っている。
ただただ眠っている。

障害を負い、ただただ自宅に引きこもっている自分と、着物が重なった。

そこから始まった「きものkimono」

私が障害者になったから「きものkimono」が存在する。
「きものkimono」が与えてくれた出逢い。

【障害者になったから出逢えたんで。
障害者になって良かった。本当に】

私はこの言葉に感謝する。
この言葉と出逢えたことに感謝する。

出逢ってくれてありがとう
そして
あなたに逢えてよかった

そんな「きものkimono」でありたい

きものkimonoは本日より4年目を迎えます。
これからも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

2021年6月1日
きものkimono 
吉田 京子

着物と共に「帯」も四季を表現


辛丑 水無月
新しい息吹の年となりそうです

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

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2021年05月04日

【通仙亭にて】佐賀のお茶とお菓子と器で

【きものkimono】

毎月、佐賀市の通仙亭にて
「月一お茶会 おやつとお茶と売茶翁」
に参加しています。

売茶翁の漢詩一首を読み解き、
佐賀のお茶と佐賀の器と佐賀のお菓子を楽しみます。

今回の
お茶は嬉野茶の一番摘み茶
器は有田焼
おやつは鶴屋(佐賀市西魚町)さんの最中


鶴屋さんと言えば、大隈重信のために店主と職人さんが東京まで汽車で鉄板を運び、大隈邸で丸房露を焼いた、という逸話も残っている老舗。
「佐賀んもん」はやっぱりカッコ良い

そんなことを思いながら
「夏も近づいているんだなぁ」
と一番摘み茶をいただく。

お茶を数杯淹れたあとは、茶葉に出汁をかけて茶葉丸ごといただきます。
茶葉は、何度か食べた経験があります。
一番最初に食べた時は
「きっと、身体に良いのだろうな…」
という味がしました…
しかし、今ではちゃんと(?)味、食感を楽しんでいます。



「月一お茶会 おやつとお茶と売茶翁」
売茶翁に学び、佐賀の奥深さを知る貴重な時間です。

-----
肥前通仙亭(佐賀市松原四丁目)
電話/FAX 0952-65-2152

「月一お茶会 おやつとお茶と売茶翁」の案内は市報さが(1日号)に掲載されています。



【毎日、きっとうまくいく】

≪脊髄空洞症/手術1回目:その②≫

手術に備えて髪を整える。

手術の前日だったか、病棟の廊下で執刀医の先生にちょうど会ったので挨拶した。

「先生、よろしくお願いします。今から髪を切ります。」
先生は一言、
「あ~ …キンタロウーね」

ん?
今、何とおっしゃった?なんとかキンタロー、と聞こえたが…

髪を切って理解した。「ギャクキンタロウ」だ。
「ギャクキンタロウ」は漢字で「逆金太郎」と書く(多分)。

金太郎は頭のテッペンだけを丸く剃っている。
「逆金太郎」は正にその逆で、頭のテッペンだけを残し、あとは全て剃ってしまう髪型。

頭蓋骨後頭部を削る手術だから、その部分は髪の毛を剃っておく。
ちょっと激しい、強めのツーブロックか?

剃った部分(頭の大部分)を覆いかぶせるために残される、丸いテッペンの髪。
手術後、剃った部分を見えないようにする病院スタッフの配慮だ。

「逆金太郎」は皆さんの思いやりと優しさでできた心温まる髪型なのだった。


~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

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Posted by 吉田京子 at 16:42 | Comments(0)

2021年01月23日

【想い出の着物】ずっと一緒に…

【きものkimono】

多くの人が実は気付いている、箪笥の中の着物のこと

あの時、母が、祖母が、若い私が着ていた着物

「娘のお宮参りの時、母が着ていた着物です」
と、おっしゃった桃色の無地の着物は、まさに想い出の着物
【想い出の着物】
だから、ずっと手許に、いつも、いつまでも大切にしたい…

日常に使えるワンランク上のものへ
きものをkimonoへとイノベートする

【想い出の着物】のれん・ストール・風呂敷へ


「家紋」をそのまま…のれん


身頃を活かして


衿からストール


贅沢な絹の風呂敷



シミもチャコの印もそのままにして


【毎日きっとうまくいく】

≪脊髄空洞症/手術1回目:その①≫

手術が決まり、主治医の先生より本人、家族への説明があった(いわゆる、インフォームドコンセント)。

緊張している私たちに先生は穏やかな笑顔で
「頭蓋骨の下を削るという、とても簡単な手術ですよ」
と、言った。

簡単に?頭蓋骨?削る?

説明を受けた家族は目を白黒させ、椅子から転げ落ちそうになっていた。
頭蓋骨を削るというのはそんなに簡単なことなのだろうか?
その手術を簡単というこの病院は一体どんな難しい手術をしているのだろうか?
(それは後々分かるようになる)

私と家族は、この簡単な手術の承諾書にサインをした。

ここからこの病院との長い付き合いが始まった。
そして、それは私の人生において幸運の始まりでもあった。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

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2020年09月21日

【藍染】季節限定の絹染

【きものkimono】

~青は之を藍より取りて、藍よりも青し~

着物生地の「染」を知りたく、藍染体験へ行きました。

藍染の方法は大きく2つ、「生葉」と「乾燥葉」を用いる方法があります。

そのうち、絹を染めるのは「生葉」。
一年間で「生葉」が手に入るのは夏季(7~9月)のみ。
だから、絹を染めるのは夏限定。
夏季にしか手に入らない貴重な「生葉」です。

染めるために必要な生葉の量は、生地の10~15倍!
また、天気にも左右され、染める日は晴天。

着物を手にするまでの一つの工程 「染」
自然と人の英知が染められています。
【藍染】シルクのストールです。
藍色はジャパンプルー、サムライブルーとも呼ばれる日本伝統色です。

体験会場はこちら ⇒ 佐賀市立嘉瀬公民館


【毎日きっとうまういく】

≪脊髄空洞症/きっと、これからも≫

脊髄空洞症の1回目の手術は2001年夏。
今まで一度も足を運んだことのない土地、自宅から72㎞離れた病院。
独りぼっち。
そんな病院に入院する「がんばる私」に、せめて、「ちゃんとした」パジャマを買ってあげよう。
詳しい数字は忘れたが、「ちゃんとした」お店で買ったパジャマは、お値段も「ちゃんと」していたのを覚えている。

あれから約20年の時が経ち、私は今夏もそのパジャマを着ている。
夏用だから20年の1/4(1年を四季で割る…)、ずっと着続けている。

脊髄空洞症に罹ったのは私だ。
しかし、発症から今日まで、家族も主治医の先生も、パジャマも、みんな、がんぱったな…と思う。
そして、きっと、これからも、みんな、がんぱるんだろうな…と思う。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

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2020年07月18日

「和裁」と「手話」の関係とは

~【きものkimono】~

和裁と手話。
和裁が由来となった手話表現があります。
例えば、
 「上手」は、左腕の手首あたりを、すーっと、なでる。
 「下手」は、左腕の手首より上を、さっと、はたく。

この「手首あたり」は着物の袖の長さを示しています。
着物の袖の長さが手首にかかる位、格好良く仕立てるのが「上手」で、
手首より随分、短く仕立ててしまうのが「下手」。

以前、聴覚に障害がある人は職業として和裁(和装を仕立てる技術)を身につける人が多く、和裁の「上手」「下手」が手話表現になりました。
(佐賀市手話奉仕員養成講座より)

手首+1~2㎝(←好み)で格好良く仕立てる = 「上手」


~【毎日きっとうまくいく】~
≪脊髄空洞症にて/脊髄疾患仲間たち≫
私が受診している病院は脊髄専門の病院。
我がことながら、脊髄疾患 と書けば随分遠い存在に思える。
しかし、この病院の入院棟150床は、常に満床状態。
脊髄の病気は、こんなにも「みんなのものなのか!」と驚いた。
外傷のほか、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、すべり症、など。
脊髄って、実はけっこう身近な存在だなと思った。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

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